一般社団法人 福祉防災コミュニティ協会　2024年度の実績

• 協会主催の研修
• 自治体等からの研修
• 一般財団法人消防防災科学センターからの受託研修
• 書籍、学術論文等の執筆活動
• 第7回公開シンポジウム

協会主催のもの

自治体等からの研修

鳥取県福祉避難所の設置・運営に関する実務研修

鳥取県からの委託で、福祉避難所の設置・運営に関する実務研修を実施した。鳥取県は、消防防災科学センターが実施する福祉避難所研修に応募されたものの不採用となったため、直接の依頼をいただいた。

後期研修については、豪雪による天候不良のため不参加者が多くなった。講師や研修資機材の移動についても、鉄道遅延等の可能性があり、直前の調整が多く行われた。

岡崎市 能登半島地震シンポジウム

愛知県岡崎市からの委託で、能登半島地震シンポジウムの開催支援を実施した。

消防防災科学センター受託

開催場所である8県の担当者から、市町村で災害時に重要な役割をする福祉関係者（福祉関係部局、社会福祉協議会、福祉施設の職員など）を対象に研修参加者の募集を行い、「福祉避難所の設置・運営に関する実務研修」を実施した。

研修の開催日・会場は、実施団体との調整により表のように決定した。なお、今回実施した8県での参加人数は、1,053名であった。

2024年次報告書の6～18ページに詳しい研修カリキュラム・様子など掲載しています。

その他組織が主催で講師が個別で実施したもの

14名のコーチが日本全国で実施した講演等の全体数は、約300件であった。

対面での開催が増え、コロナ禍から通常の開催形態に戻りつつあることを感じたのが2023年度の特徴と言える。

書籍、学術論文等の執筆活動

1の論文については、第52回（2023年度）地域安全学会研究発表会（春季）で優秀発表賞を受賞された。

また湯井上級コーチにおいては、2024年3月、兵庫県立大学で博士号を取得された。

第７回公開シンポジウムを、2024年6月30日（日）に開催した。
シンポジウムでは、浅野史郎会長が基調講演「障がい者支援とは何か」を行った後、3名の講師から能登半島地震に関する講演を実施した。

① 能登半島地震と病院　　河崎 国幸 さん　市立輪島病院 事務部長
② 能登半島地震と障害福祉事業所　　寺田 誠　さん　社会福祉法人佛子園 施設長
③ テルマエノトによる入浴支援　　国崎 信江 さん　株式会社危機管理教育研究所 代表

鍵屋代表理事による研究発表ののち、鍵屋代表理事がコーディネーターを務め、３名の講師と共にパネルディスカッション「災害福祉をいかに前進させるか」を行った。

また安全安心魅力施設として、社会福祉法人 海光会と株式会社ぐるんとびーの表彰と、新しく誕生した7名の認定コーチの認定式等を行い、滞りなく会を終了した。